『ささやくように恋を唄う』レビュー|声に出せない“好き”が、歌になった日
誰かを“好き”になる気持ちは、いつも言葉にできるわけじゃない。
『ささやくように恋を唄う』は、そんな“名前のない感情”に寄り添ってくれる青春百合アニメです。
歌とともに始まった少女たちの関係は、友情とも恋ともつかないまま、少しずつ深まっていく。
このレビューでは、ひまりと依の微妙な距離感、音楽がつなぐ心の声、百合作品としての新しさなどを丁寧に読み解きます。
恋愛を描くのではなく、「大切に思うこと」そのものを描いた、静かで温かい物語――。
あなたの中にある“あの頃の気持ち”が、そっと目を覚ますかもしれません。