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『ワールドトリガー』レビュー|戦略×チーム戦の奥深さ。少年漫画の枠を超えた“集団戦術アニメ”の真骨頂
異世界からの侵略に立ち向かう防衛組織「ボーダー」。本作は“戦略×チーム戦”を軸に、個性豊かなキャラたちの成長と連携が描かれる、異色のSFバトルアニメ。地味?いえいえ、知れば知るほど沼。『ワールドトリガー』が放つ知的興奮に、あなたもハマる。 -
『ギルティクラウン』レビュー|“王の力”を手にした少年が背負う、世界と罪の物語
“王の力”を手にした少年と、“歌姫”の少女が紡ぐ、美しくも苦い青春譚。 『ギルティクラウン』は、終末世界を舞台にしたSFアクションでありながら、「人と人の距離」や「罪と赦し」を繊細に描く心の物語。 圧倒的な映像美と澤野弘之の音楽が、感情のうねりを何倍にも引き上げる。 未完成な自分を受け入れる強さ——それを教えてくれる、忘れられない一本です。 -
『TO BE HERO X』レビュー|アニメの限界を超える、映像と思想の“X”革命
アニメの限界を超える映像、そしてメタ構造で“正義”と“現実”を問いかける『TO BE HERO X』。 これは、ただのヒーローアニメではない。 観る者すら作品の一部に巻き込む、“問い”そのもののエンタメ体験だ。 -
『BLAME!』レビュー|言葉なき未来を彷徨う、“孤独”と“意志”のSF黙示録
言葉は少なく、説明もない。 だが、その“沈黙”がこれほどまでに雄弁なアニメがあっただろうか。 暴走した超巨大都市「メガストラクチャ」を彷徨う、ひとりの男・霧亥。 彼の旅路を通して描かれるのは、文明の崩壊と人間の意志の物語。 セリフではなく風景が語り、音ではなく“静けさ”が感情を揺さぶる。 『BLAME!』は、視覚と感性で読む“終末SFの黙示録”だ。 -
『デカダンス』レビュー|世界の“真実”に抗え。人類とAIがぶつかり合う、衝撃のバディSFアクション
仮想の楽園か、現実の檻か—— 巨大移動要塞“デカダンス”に生きる人類と、彼らを見つめるAIたち。 真実を知ったとき、あなたは“抗う”ことができるか? 王道SFに見せかけて常識を覆す、 衝撃の世界設定と熱いバディドラマが交錯するオリジナルアニメ。 『デカダンス』は、すべての“諦めかけた人”に贈る、意志の物語だ。 -
『終末のイゼッタ』レビュー|戦場に舞う魔女、その誓いは姫のために
『アストロノオト』は、東京下町のアパートに突然現れた“記憶喪失の女の子”と暮らすことになった青年の、少し不思議でやさしい同居生活を描いた青春SFアニメ。 日常に差し込む非日常、そして人と人との距離感を丁寧に描いた本作は、“静けさ”の中にある温かさと希望をそっと届けてくれます。 観終えたあと、きっと誰かのやさしさが恋しくなる——そんな余韻に包まれる1本です。 -
『ノー・ガンズ・ライフ』レビュー|銃の頭を持つ男が問う、“人間”の境界線
『ノー・ガンズ・ライフ』は、“頭がリボルバー”という衝撃的なビジュアルに反して、 根底には「自我とは何か」「人間とは何でできているか」というテーマが通底する本格SFハードボイルド。 街の片隅で孤独に生きる拡張者・乾十三が、喧騒の中で“人として”の尊厳を守る姿を描いた硬派な物語だ。 -
『彼方のアストラ』レビュー|宇宙の果てで見つけた“本当の居場所”とは?
壮大な宇宙で、9人の高校生が“たったひとつの家族”になっていく。 『彼方のアストラ』は、サバイバルSFの枠を超えて、 友情・家族・信頼――そして“帰る場所”をめぐる感動作。 全12話で美しく完結する、伏線と涙に満ちた青春SFアニメです。 -
『地球外少年少女』レビュー|宇宙に浮かぶ命と、テクノロジーの“選択”を問う近未来アニメ
宇宙に取り残された5人の子どもたちが、“命の価値”と“未来の意味”に向き合う。 2045年、AIが管理する宇宙ステーションで起きた事故。 その極限状況で、少年少女たちは“合理性”ではなく、“人としての選択”をしていく――。 磯光雄監督による近未来SFアニメ『地球外少年少女』を、 リアルなテクノロジー描写と、静かな感情の交差点から深掘りします。 -
『サカサマのパテマ』|空に落ちる少女と地に立つ少年が見つけた“本当の自由”
重力が逆転したふたつの世界で出会った、空に落ちる少女と地に縛られた少年。 『サカサマのパテマ』は、価値観の違いと心の引力を描いた、視点が“ひっくり返る”青春SFアニメーションです