『オッドタクシー』とは?
『オッドタクシー(ODDTAXI)』は、2021年4月より放送されたオリジナルTVアニメ。
一見地味な日常アニメかと思いきや、実は緻密に構成された群像サスペンスであり、「伏線回収が神すぎる」と放送当時から話題となりました。
動物キャラの可愛らしいビジュアルとは裏腹に、大人向けの社会派ミステリーを描いた異色の名作です。
あらすじ|個人タクシー運転手の“普通じゃない日常”
主人公は、無口な個人タクシー運転手・小戸川。
どこか影のある性格で、唯一の趣味はラジオ番組を聴くこと。
そんな彼のタクシーには、クセの強い客たちが次々と乗り込み、やがて女子高生失踪事件を巡る巨大な陰謀に巻き込まれていきます。
全13話の中で少しずつ情報が明かされ、最後の1秒まで見逃せない展開が待ち受けています。
見どころ①|何気ない会話が“伏線の塊”
本作最大の魅力は、リアルでテンポの良い会話劇。
芸人志望のコンビ、ネット炎上に怯える大学生、裏社会のヤクザ、地下アイドル──
彼らが交わす何気ない会話のひとつひとつが、最終話で全てつながっていく驚きの展開に。
「ここまで計算されていたのか!」という伏線回収の妙は、他のアニメにはない圧倒的体験です。
見どころ②|“動物キャラ”の意味を知った時、物語が変わる
『オッドタクシー』のキャラクターはすべて動物の姿をしています。
カバ、ゴリラ、アルパカ、サル…と見た目は可愛いのに、中身は完全に人間ドラマ。
しかもこの「動物姿」であること自体が、実は物語の重要なギミックに…?
最終話でその意味が明かされた瞬間、多くの視聴者が「鳥肌が立った」と評しています。
見どころ③|絶妙な音楽と演出で引き込まれる
オープニング主題歌は、スカートとPUNPEEによる「ODDTAXI」。
シティポップ×ラップという個性的な楽曲で、作品の“都市感と不穏さ”を見事に表現しています。
劇中のサウンドも洒落ており、セリフとBGMの緩急で作品の空気を演出する手法は見事。
SNSでも「オッドタクシーの音楽センス良すぎ」と好評です。
感想・レビューまとめ|1話たりとも見逃せない“会話型サスペンス”
『オッドタクシー』は、全13話を一気見推奨の作品です。
何度も繰り返して観たくなるほど、細部まで伏線が張り巡らされており、視聴者の考察欲をかきたてます。
アニメという媒体でここまで“脚本”を主軸にした作品は珍しく、大人がハマる知的ミステリーとして高く評価されています。
こんな人におすすめ!
- 伏線回収が好き
- ミステリーやサスペンスが好き
- 考察系アニメを楽しみたい
- 日常に潜む違和感がテーマの作品が好き
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